数える!数える!数える④
数えていって、10個になったらそれを並べておくだけでなく、ひとまとめにするというのは、位や単位の感覚を身につけるのに役立ちます。棒状のものであれば輪ゴムでくくったり、転がるようなものであれば皿状のものにまとめます。これを、10、20、30・・・・と数えるわけです。
算数教材でベーステンというのがあります。10個になったら棒に替えられるようになっています。
これを使って、簡単な遊びもできます。たとえば、
さいころをふって、出た目の数だけ、「1」を表す小さな立方体をもらい、それが10個になったら立方体10個分の棒1本に替えて、最初に3本集めた人の勝ち。
慣れてきたら、10個になったときにしか棒に替えられないなど、ルールをつけていきます。
ここまでは、「10個」と「10」の単位をあらわすもの(ここでは棒)1つが、質・量的に変化していません。
次の段階として、「10個」と「10」の単位をあらわすもの1つの質・量が同じでないものに交換していきます。貨幣の誕生と同じことが行われるわけですので、おもちゃのお金がよいでしょう。
1円玉10個で10円玉が1個。
とはいえ、この理解は、一つの山越えです。発達と経験と周囲の人々の導きによって、いつ理解できるかが異なります。
1円玉90個と10円玉10個、「どっちがほしい?」と聞けば、小さい子どもは1円玉90個をたくさんあると認識して選びます。
まさに「こどもだまし」です。
無理してわからせるのは良くないと言われますが、自らわかるときが早く訪れるようにいろいろ経験させてあげることは大切です。わかるときが早く訪れたということは、そこに人間関係や社会体験があったという意味もあるので大切だと考えます。
来週は、足し算の基になる数え方についてです。
(上記はいくつかの心理学的理論に基づいていますが、ここではその理論名には言及しないことにしています。)
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