数える!数える!数える!②
10まで正確に順番に言えるようになったら、実際に数えていきます。
前回①では、体の動きと合わせることに触れました。
歩数や階段の段数を数える時は足の動きと、指差しで数える時は指の動きと合っていることが不可欠です。
同じものを2回数えてしまったり、数え損ねても正しい個数はでませんので、すべて1回ずつ数えているかどうかを見てあげなければなりません。
子どもは、周囲の人々が数える姿から学んでいるので、数えている姿はなかなかのもので、一見きちんと数えているように見えます。
でもここでもう一押し!合理性を加えてあげたいと思います。
「小さい子どもに合理性なんて要るの?」と思われるかもしれませんが、なにかにつけて「めんどくさ〜い」って言わない子どもに育てるためには、合理性を身につけさせてあげることは必要です。算数の場合、より合理的に数えることが、より正確に数えることになり、計算をしてみようという方向に向かうことになります。
でもここでもう一押し!合理性を加えてあげたいと思います。
「小さい子どもに合理性なんて要るの?」と思われるかもしれませんが、なにかにつけて「めんどくさ〜い」って言わない子どもに育てるためには、合理性を身につけさせてあげることは必要です。算数の場合、より合理的に数えることが、より正確に数えることになり、計算をしてみようという方向に向かうことになります。
方法は、いろいろあると思います。まずは10個程度までで考えてみましょう。
たとえば、
横一列に並べてから数えるということができます。
横一列に並べてから数えるということができます。
これから数えるものを、移動させながら数え、数え終わったものと数えていないものを位置で区別することもできます。
移動ができないようなもの、たとえば、何かに書いてあるものを数える時は、数えたものに印をつけていくことができます。
印をつけて汚すことができなければ、数えながら、数えたものの上に何かを置いていく方法があります。数えながら置かずに、置いたものをあとで数えるという方法もあるでしょう。
他にもいろいろあると思います。アイデアをコメントしていただければ嬉しいです。
これらの合理的な数え方は、のちに、数える以外の生活面でも、学習面でも応用されていきます。
ごちゃごちゃしているものをまず並べてみると見えてくるものがあります。
作業前のものと作業後のものを別のケースにいれて効率を計ることがあります。
並び替えの問題や記号穴埋め問題は、使ったアイテムに印をつけることで正解を導きやすくなります。
人数を数えるときに、人でなく、チケット、椅子、皿、などで数えることを思いつきます。
テクノロジーの進んだ現代の生活では、このように昔は自然にやっていたことを機械がやってくれているので、子どもが実際に経験していないことがあるので、大人は意識的に注意して環境を作ってやる必要があるのです。
「そんなことも自分でわからないの〜〜?」と言うのは時代遅れかもしれないですね。
「そんなことも自分でわからないの〜〜?」と言うのは時代遅れかもしれないですね。
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こちらをご覧のうえ、お問い合わせください。
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次回 数える!数える!数える!③は、10以上の数を数えます。
ここで位取りの基礎が作られます。ではまた来週。