小文字は大文字より難しい①
Learning lower-case letters is more difficult than learning uppercase letters.文科省は小学校から英語を導入することにしましたが、今のところ、小学校では文字指導はしないことになっています。とはいえ、国語でローマ字を学習しますので、英語の読み書きはともかく、アルファベットは習得しなければなりません。
ここでいくつか問題が生じます。
一つは、英語の文字と音の関係が、ローマ字の文字と音の関係と異なることです。この点が気になる方には、フォニックスをお勧めします。Yキッズルームではフォニックスも取り扱っておりますので、ぜひお問い合わせください。
さて、もう一つは 、小文字の学習の難しさです。
ローマ字習得の目的の一つは、キーボードをローマ字打ちすることが普通になってきたことにもあるのですが、キーボードには小文字が表記されていません。現実的には小文字の方を多用するにもかかわらず、小文字を目にする機会は多くないのです。
それだけではありません。大文字は横にしたり、逆さにしても、認識できますが、小文字は逆さにすると別の文字になってしまいます。つまり、それだけ似ている文字が多いわけで、このことも、学習者にとっては難しく感じてしまう理由です。
さらに書体(フォント)によって形が違う文字があるというのも、混乱の原因です。
そこで、しばらく、数と計算の話から離れて、小文字の学習のことを考えてみたいと思います。