2016年7月15日金曜日

お母様方へ 子どもの数と計算の話(6)

数える!数える!数える⑤

「◯◯と、◯◯、合わせていくつ?」「全部でいくつ?」
足し算を導く問いかけですが、子どもは、足すのではなく、本当に合わせてから、いくつになっているかを数えようとします。



じつは、子どもは、「数える」から「足す」に発展する間に

「つづけて数える」という行為がおきる必要があります。

この、「つづけて数える」という活動をたっぷりさせてあげることが重要だと考えます。

「ぼく、ミニカーをみっつもってるよ。」
「わたしのミニカーをふたつあげましょう。そしたらいくつになるかな?」
「いち、・・・」
「ちょっと待ってね。◯◯くんは、みっつもっているのよね。そしたらそこからかぞえてみましょうか。」
「みっつ、よっつ、いつつ。いつつになった!」

「ぜんぶで」と問いかけると、子どもは文字通り手のひらで全部にまとめ、それをまた1から数え直します。このとき、最初に持っていた数がわかってるのなら、混ぜないで
その山にひとつひとつ、加えながら数えていくように導いてあげます。



こうすれば、時間的にも早く合計数がわかるので、合理的です。

ただし、やり方がわかったからといって、子どもが納得しているとは限りませんので、納得いくまでいろいろやらせてあげたいものです。

この、納得いくまでの活動は、子どもにとっての実証活動になります。算数の基礎で具体物を使うことの重要性は、発達段階に応じての数に関する感覚を豊かにすることはもちろんですが、自ら納得すれば、次には見通しをもち、筋道を立てことにつながっていくと考えられるからです。

ご家庭では、なかなかお忙しく、子どもの実証活動を見守るのは大変かと思います。
Yキッズルームでは、じっくり子どもの実証活動に付き合います。
こちらをご覧いただき、お問い合わせいただければと存じます。年長児さんに関しましても、今年の12月から、入学準備プログラムを水曜日に開講いたしますので、ご関心のある方はお問い合わせいただければと存じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿